デトックスする春

「立春」を迎え、暦はもう「春」。


季節の薬膳を考えるときには、

「立春」から「立夏」までの3ヶ月を「春」と捉えて考えていきます。

(立春から雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨を経て立夏を迎えます。)


この3ヶ月は生長・発育の季節。


植物は芽を出しやがて新緑の季節を迎え、

動物は冬眠から目が覚めて活発に活動し始めます。


寒い日と暖かい日を繰りかえしながら、気温も徐々に上がり始めます。


気温の上昇にともなって、

私たちのからだ表面の出入り口(毛穴など)が緩み始めますが、

この緩んだところに、外からのよからぬもの(外邪)が侵入しやすくなります。


また、

冬からのつながりで抵抗力が弱っているため、

この季節は感冒など、ウイルスや細菌感染に注意が必要です。


なんせ暖かくなると自然界すべてのものが活発になりますから、

ウイルスや細菌の繁殖にも注意が必要なんですね。


冬の養生では、なるべくからだを休ませて、

しっかりと蓄えることが大事だと書いてきましたが、

その間からだの中に、要らないものが溜まっていたりします。


ぜひとも春は、こういったものをデトックスしたい季節。


春に旬を迎える食材には、「解毒」の効能をもつものが多くあります。

解毒してくれる食材:たらの芽・たけのこ・菜の花・ふき・ふきのとう・しじみ・生姜など。



人のからだにとっては、「補うこと」も大切ですし、

同時に「捨てること」も大切になります。


季節を通して言えば、寒い時期は「補うこと」に焦点を当ててきましたが、

春からは「要らないものをからだから出す」ということが必要になってきます。


冬場に1〜2kg体重が増えるのは、ある程度自然なことだと書きましたが、

逆に言えば、春から夏にかけては、ダイエットが向く季節。


ダイエットといっても、厳しい食事制限をするのではなく

季節に合わせてしっかり養生していくことで、

冬に増えた分はすっきり戻ってなじんでいく、というイメージで^^


起きる時間を少しずつ早めていき、

お散歩や軽い運動などは「気」の流れをよくするためにも

少しずつ取り入れたいところです。


気温の変化が激しいので、着るものの調整をこまめにし、

暖かいときには無理のない範囲でからだを動かし、抵抗力をつけていく。


そうして、すっきりと気持ちのいい春に。


自然界とリズムを合わせた暮らしは、

きっと私たちの心とからだを軽くしてくれるはずです。







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