食べ物が変わると月経が変わる。
以前、薬膳体質カウンセリングを受けてくださった方が
「最近、月経の感じが変わってきたんです。
塊がなくなって、経血の色も明るくなったように思います。」
と、報告してくださいました。
驚かれることが多いのですが、
中医学でいう良い月経って、
”経血に塊はなく、粘度は低くサラサラで
経血の色も思っている以上に明るい色(朱色っぽい)”です。
こういう月経だと、
本当に気持ちがいい。
「塊ってあるものだと思ってた…!」
という方も少なくないです。
確かに、小指の爪程度の塊みたいなものであれば、そんなに珍しくないのですが、
それよりも大きくてレバー状の塊が出る場合は、
”血”の巡りが悪い状態(=瘀血)である可能性が高いです。
この瘀血体質は、”血”が滞りやすいため、
卵管癒着や子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人科系トラブルを引き起こしてしまう可能性も。。
(経血に塊があると必ずそうなる、というわけではないですよ。)
体質によって、起こりやすいトラブルを予測できることも多いので、
しっかり自分のからだと向き合うことは大事だと思います。
注意したいのは、
この瘀血体質は、他の体質と組み合わさって起こることも多いので、
”血”の巡りをよくする前に改善するべきことがあるかもしれない、ということ。
実際に、今回”月経の感じが変わった”と報告してくださった方は、
”血”の巡りが悪いことよりも、
”血”が不足していることがからだの大きな問題でした。
きちんと量がないと、巡ろうにも巡らないのです。
そんな方は、
普段の食事からしっかり”血”を補うことと、
”血”の無駄な消耗を防ぐことが大事。
からだのバランスがいい状態っていうのは、
”気・血・水”がそれぞれ
正しい量で、しっかりと巡っていること。
過不足なく巡っていると、
からだはとっても気持ちよくて
軽やかなはずです。
女性は月経でどんどん”血”を使っていくので、
”血”を補ってくれる
人参や枝豆、黒豆、黒ごま、黒きくらげ、レバー、まぐろやブリ、ドライフルーツ類などは、
日々の食事に取り入れたい食材です。
0コメント