夏の養生は夏を楽しむこと

一年の中では最もからだの中の陽気が盛んになる季節。


夏にしっかり活動し、汗をかくことで発散するなどすると、

冬場の冷えも和らぐ、と考えたりします。


夏場の陽気をしっかりからだに取り込み、大事にすると

冬の寒さに対応できるということですね。



そう思うと冬の養生も、半年前の夏場から始まっていることになるので

年間を通しての養生が日々のからだを軽くするのですよね。


と言っても、難しく考えることはなく、

夏は夏らしく、思いっきり夏を楽しもう!

ということなのだと私は捉えています。



汗をかきたくない、とお部屋にこもっているのではなく、

もっともっとこころもからだも活発になって良い季節。


もちろん、朝晩の涼しいときを狙って軽い運動をするなど、

熱中症には注意しましょうね。


太陽のパワーって偉大です。

ときには少し日焼けをしてしまっても、また食べ物の力を借りてケアをしたらいいことだと思っています。


また、汗が出ると、汗と同時に”気”も消耗すると考えます。

たくさん汗をかいたときは、”潤い”と”気”を補えるものを取ってくださいね。


♦潤いを補うもの(生津・止渇)

【豆類】豆腐、豆乳

【野菜】アスパラ、オリーブ、きゅうり、オクラ、きくらげ、トマト、梅

【果物】キウイ、すいか、いちじく、桃、パイナップル、バナナ、メロン、ライチ

【飲料】緑茶、牛乳 …など


♦気を補うもの(補気)

【穀類】【芋類】【豆類】

なつめ、枝豆、かぼちゃ、椎茸、とうもろこし、アボカド …など


暑いので冷たいものも欲しいですが、冷やしすぎると胃腸が弱ってしまいます。


冷やし麺などは薬味をたっぷりとかけていただきたいですね。


引き続き、アイスクリームなどの極端に冷たいものは少なめにとどめてくださいね。







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