キッチンの薬箱〈ねぎ〉

薬味シリーズ。

ねぎ編。



 ねぎもまた、からだを温めてくれる食材。


旬は11月〜2月くらいだそうですが、今では1年中スーパーで手に入りますね。


あらゆる食材が年間通して売られているので、

どれが旬の食材なのかがわかりにくい半面、

こういった薬味が1年中いただけるのはありがたいなぁと思います。


というのも、ねぎは昔から風邪のひき始めにとても重宝されてきました。


ゾクゾクと悪寒がしたときは、たっぷりのねぎと生姜を入れたお味噌汁をすするだけでも、

じんわり汗をかいて熱を発散できます。


特にねぎの白い部分にはビタミンCが豊富なので、

風邪をひいたときには是非いただきたい食材です。


薬膳的な言葉で言うと、

解表(からだの表面の邪気を発散させて追い払う作用)や

補陽(陽気を補う)の効能があると言われています。


また、アリシンという成分に、血行を良くしたり疲労回復、殺菌効果などがあるそう。


みじん切りや小口切りにして冷凍すると2〜3週間は持ちますでしょうか。



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