冬の養生を怠ると老化が進む理由
中医学では「五臓」(肝・心・脾・肺・腎)について考えますが
(これらは西洋医学でいう肝臓や心臓…とは捉え方が異なります)
冬はこの中の「腎」に関連すると言われます。
「腎」は「水」のコントロールや、
成長・生殖・発育をつかさどるといわれるところ。
出産・生育・成長・老衰・死の一連の流れを掌握するので、
「腎」が弱いと老化を早めたり、不妊を起こす可能性がある、と捉えられています。
「腎」は寒さに弱く、冬には「腎」に負担がかかりやすいので
冬は特に、「腎」を補い温めることが大事なんです。
冬に養生しないと老化が進む、というのは、
冬が「腎」に負担をかけやすい季節だから。
食材には補腎といって、「腎」の不足を補強してくれるものがあります。
例えば、栗、くるみ、黒ごま、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、桑の実、
山芋、黒豆、どんこ、ぶどう、プルーン、イカ、うなぎ、えび、ほたて、昆布、牡蠣、鯛、豚肉など。
こういった食材は、冬の養生にはもちろん、
加齢が気になる方、子供を授かりたい方にもオススメの食材です。
また、睡眠は不可欠。
冬は少しお寝坊でもいいと言われます。
早く寝て、いつもより遅めに起きるくらいでちょうどいいです。
「腎」に必要以上に負担をかけないこと。
こんな風にからだのことがわかっていたら、
年齢を重ねることもそんなに怖くないですよね^^
冬の養生、しっかりしていきたいですね。
著書を出版しました。
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