夏を乗り切る献立術
本格的な夏の到来を感じる今日このごろ。
1年で一番気温が上がる夏は、その暑さで体力が奪われがち。
暑さの中でたくさんの汗をかくと、からだの潤い分を消耗し、汗と一緒に「気」も消耗すると考えます。
しっかり夏の季節を乗り切るためには
・からだの熱をとってくれるもの
・からだの潤いを補ってくれるもの
・汗と一緒に失われた「気」を補ってくれるもの
これらの食材を取り入れていきたい季節です。
♦からだの熱を取る、暑邪を取り除くもの(清熱・解暑)
【穀類】小麦、はと麦
【豆類】小豆、緑豆、豆腐
【野菜】トマト、きゅうり、なす、へちま、冬瓜などのウリ類、アロエ、インゲン豆、ズッキーニ、みょうが、ごぼう、レタス、もやし、セロリ
【果物】キウイ、すいか、すもも、パイナップル、梨、パイナップル、バナナ、メロン、バナナ、レモン
【魚介】かに、海草類
【飲料】プーアール茶、緑茶
・・・など。
♦︎潤いを補うもの(生津・止渇)
【豆類】豆腐、豆乳
【野菜】アスパラ、オリーブ、きゅうり、オクラ、きくらげ、トマト、梅
【果物】キウイ、すいか、いちじく、桃、パイナップル、バナナ、メロン、ライチ
【飲料】緑茶、牛乳
・・・など。
♦気を補うもの(補気)
【穀類】、【芋類】、【豆類】
なつめ、枝豆、かぼちゃ、椎茸、とうもろこし、アボカド
・・・など。
きゅうりやトマトなどの夏野菜は、
からだの熱を取り、必要な潤い分を補いながら、余分な水を出してくれたり、と
からだの水分のバランスをとってくれて、自然にクールダウンさせてくれる食材たち。
旬の食材のパワーには本当にびっくりします^^
ただし、
夏でも一日中エアコンの効いた部屋で過ごしたり、
もともと冷え性の方がこういった食材を摂り過ぎてしまうと冷えが進んでしまう可能性もあります。
大事なことは、「自分のからだに合わせてあげること」
体質やそのときの状態によっては、旬の食材に偏りすぎないことも大切です。
夏の冷えについてはこちらにも書いています。
いかがでしょうか。
夏は気温自体は安定してきますし、心もからだも活発になってきます。
汗をかきたくない、と部屋にこもってしまうのではなく、しっかり汗もかきながら、
失われる潤いは補っていく、熱を逃がしてあげる、ということを心がけて、爽やかに過ごしていきたいですね。
そして、冷えすぎないように、消耗しすぎないように、と
バランスもとってあげる。
食事や暮らしを工夫して、
メリハリの効いた夏を過ごせますように^^
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