こま

薬膳師&薬剤師のこまです♪
薬膳エッセンスたっぷりの”目に楽しい、心に嬉しい、体にやさしい”おうちごはんでほんわか楽しい毎日を。
薬膳ライフデザイナーとして、メールレターやブログ、本の執筆を行うほか、不定期でセミナー等を開講しています。

記事一覧(88)

ごきげん美人さん深読みレッスン vol.7

本日も「ごきげん美人さん-こまさんと始める薬膳レッスン-」をご購入いただきました方と「ごきげん美人さん」をちょっぴり深読みしていきたいと思います。(もちろん、お手元に本がない方も、よければ読み進めてみてくださいね)p33~薬膳はもともと「皇帝のための食事だった」と言われている、とご紹介しました。そして今、現代において薬膳は決して皇帝のための食事だった、というだけではなく今を生きる私たちにとっても、とても役立つ知恵だと思っています。現代においても日々の生活の中で判断し、選択し、決断を繰り返して生きるのは私たちも同じです。そう本にも書いたのですがこの「決断」というのは、自分らしく生きるためにとても大事なファクターだと私自身、心から感じています。少し、私の話になるのですが今でこそ、薬膳の講座でたくさんの方とお会いしたり協力してくださる方のサポートを受けて、薬膳茶やハーブティーなどの監修や制作をしたりと、少しずつ思い描く方向に進んでいけてるのかな、と感じていますが最初からそうだったわけでは、もちろんありません。今に至る過程ではやっぱり、時に勇気のいる「小さな決断」の繰り返しでした。そして今感じることはそれぞれの決断を下してこれたのも薬膳あってのことだったのかな、ということです。今日は、薬膳を通して決断力が磨かれる、というお話。中医学では、決断に関わる臓腑があると考えます。それが、「胆(たん)」胆は五臓ではなくて六腑(ろっぷ)のひとつ。その名のとおり、胆汁がらみの役割もありますが、胆は「決断をつかさどる」とされています。(初めて聞いた時、素直に「なんだそりゃ!」と思いました。だって、決断って、脳がやるんじゃないの?って。)でも中医学でいうと「胆」が決断をつかさどる。「大胆」という言葉もありますね。意外な役割をつかさどる「胆」。「胆」は「肝」と表裏の関係、つまり同じ系統で考えます。「肝」の不調はまた、「胆」の不調にもつながりかねない。体の中の調和が崩れると、どうしてもそういうことが起こってしまうのです。言い換えると、五臓六腑がそれぞれしっかりと働いて、バランスよく補い合って調和がとれているからこそいい決断ができる。いざというときにしっかりと決断ができるように日々の食事や習慣でからだのバランスをしっかりと整えておく。これは自分らしく生きることのファーストステップのようにも感じています。なにかちょっと迷ってしまうとき、悩んでしまうときほど自分の食事と生活習慣に目を向ける。いまひとつ、ごきげんでいられないときほど「何を選んで食べるか」を考えることに集中する。薬膳を学んでからは、ちょっと弱ってしまうときこそ「今、なにを食べるか」みたいに「今」にフォーカスできるようになってきたように思います。そのときは、過去への後悔も未来への不安も一旦脇におく。今、心と体が欲しているものに耳を傾ける。そういうことが習慣になっていくといつもちょっといい風、ふっと追い風が吹くような、なんだかそんな感じがしているのです。人生、ここぞというときに、納得のいく決断ができるように。その決断力は、普段の食事や習慣で少しは磨ける部分もあるとそう、知ってるだけでも全然違いますよね。薬膳は、単なる健康法ではなくて、人生を自分らしく、味わい深いものにする叡智が詰まっているのかな、と感じる今日この頃です。心身ともに健やかにピッカピカの決断力をもって毎日を過ごしていけますように。▼テキストはこちら

ごきげん美人さん深読みレッスン vol.6

本日も「ごきげん美人さん-こまさんと始める薬膳レッスン-」をご購入いただきました方と「ごきげん美人さん」をちょっぴり深読みしていきたいと思います。(もちろん、お手元に本がない方も、よければ読み進めてみてくださいね)p69から「気血水のチェックリスト」を載せています。気虚・気滞・血虚・お血・津液不足・水滞…おおまかに分けて6つのタイプについて書いておりますが、今日は「気滞」タイプをみていきましょう。この「気滞」タイプは、現代の働く女性であれば少なからず当てはまると言われるタイプ。いや、ストレス社会に身を置く現代人、ほとんどの方が当てはまるのでは…と感じます。気滞タイプの特徴は、ストレスの影響でイライラしたり怒りっぽくなったり、あるいは気持ちが落ち込んだり。他のタイプと比べると、「症状に波が出やすい」という特徴もあります。例えば、下痢と便秘を繰り返してしまうとか、イライラしたと思えば落ち込んだり、月経前の症状として、精神が不安定になったり…あんまり「安定しない」感じです。月経関連で見ていくと、月経中よりも月経前の症状が気になる(例えば月経前の精神不安、過食や食欲不振、月経前にむくみが気になる、月経前にお通じが悪くなる…etc)とか、月経前がしんどくて、そのしんどいのは、月経が来てしまえばむしろ楽になるというような雰囲気があれば、気滞の影響もありそうかなぁ、と考えます。で、この気滞タイプになりやすい原因というのが、精神的なストレスや不規則な生活、というのはもちろんですが、マイナス思考気味の方とか完璧主義の傾向があると、でてきやすいタイプだと言われます。そして、溜め込みやすい傾向もあります。「頑張り屋さん」に多いという印象。そういう方に限って「頑張っていることに気づいていない」というケースも多いように思います。気滞のチェックがつく、あるいは、症状に波があって安定しない感じや月経前の症状が気になる方は、それらのサインは「頑張りすぎてない?」というメッセージのひとつとして捉えてみてほしいのです。気滞タイプの方で、もし、気づかないうちに頑張ってしまうとか、それが当たり前になってる状態、自分を追い込んで、体に負荷をかける状態がスタンダードになってしまっているならばまずは、ブレーキをかける練習といいますか、「力を抜く、楽になる」という状態も意識してみてほしいですし、なにより、自分はつい頑張りすぎてしまうんだなって、気づくきっかけに薬膳の体質診断を使ってほしいな、と思います。気滞タイプを実感したら、呼吸が浅くならないように注意して、ゆっくり深呼吸。ゆるめてゆるめて・・・ジャスミンティーなどの香りのいいお茶やハーブ、香味野菜などを取り入れて、香りの力でふわっと「気」を巡らせてあげてください。アロマやお香でもいいと思います。入浴タイムに香りをプラスしても◎そういった、自分をリラックスさせてあげる習慣を大事にしたいですね。習慣が体を変えていきますから^^■テキストはこちら

秋冬レッスンは満席となりました。

9月からスタートする薬膳講座の秋冬レッスンは全日満席となりました。たくさんのご応募、ありがとうございます^^追加募集やキャンセル等が出ましたら、またこちらのサイトやメールレター、LINE@でご案内いたします。LINE@はこちらから→https://line.me/R/ti/p/%40opv9783y※IDから検索していただくことも可能です→@opv9783y(@マークも忘れずに!)キャンセル待ち登録をしていただきましたら、キャンセルが出た場合に優先してご案内をお送りします。詳細はこちらをご確認ください。→http://la-source46.com/wp/?p=1104どうぞよろしくお願いいたします!----・----・----・----・----・----今回のレッスンは「薬膳で叶えるトータルビューティー」。「美肌」や「エイジング」そして「女性のバイオリズム」について薬膳の視点でアプローチしていきます。・DAY1:美肌と秋の季節の薬膳 ▶︎9月28日(金)薬膳と肌の関係潤いチャージの献立術季節の薬膳と養生 −秋編−風邪のひき始めの薬膳と養生・DAY2:女性のバイオリズムと薬膳 ▶︎10月26日(金)7の倍数で考える女性の心と体の変化女性のバイオリズムに合わせた薬膳と養生健やかに過ごすための「補」と「瀉」の関係変化のサインに気づいてケアをすること・DAY3:ウィズエイジングと冬の季節の薬膳 ▶︎11月30日(金)薬膳とエイジングの関係季節の薬膳と養生 –冬編−健やかに年齢を重ねるために今からできること冷え対策の薬膳と養生レッスンでは、内容にちなんだ薬膳ブレンドティーや棗などもご紹介させていただいています。ぜひこの機会に、お手にとっていただけますと幸いです^^■テキストはこちら

ごきげん美人さん深読みレッスン vol.4

今日は「ごきげん美人さん」をちょっぴり深読みしていきたいと思います。(もちろん、お手元に本がない方も、よければ読み進めてみてくださいね)p94〜 「春は気持ちの乱れに注意する」春の薬膳と養生でもお話してきたとおり、春と「肝」は密接に関係します。春先にイライラしたり気分が落ち込んだりと、感情の浮き沈みが出てしまうのは季節柄、自然なことだとも言えます。これは感情のコントロールを担当する「肝」に影響が出やすい季節だと考えるからです。そして「肝」とストレスもまた密接に関係します。「肝」ってストレスに弱いのですね。「肝」「感情」「ストレス」「気滞(=気の巡りが悪い状態)」・・・これらは春の薬膳と養生を考える時の大事なキーワードになります。さて、今日はこれを逆説的に考えてみましょう。カウンセリングやセミナー等でお話を伺っていると、「毎年、春ごろが一番しんどいんです」とか「春になると調子が悪いんです」と言われることがあります。この「毎年、春に・・・」というフレーズが出てきたとき、出ている不調が、感情の乱れやイライラでなくても「肝」の不調を疑ってみることがあります。例えば、「毎年春になると胃腸の調子が悪い」「毎年春になると過食傾向が出る」「毎年春になると不眠になりやすい」・・・出ている不調がさまざまでも、「毎年、春に・・・」というフレーズが出てくると、もしかして「肝」の流れがうまくいってないのかな、と考えるんです。これは実際に漢方治療でも、「毎年春に調子が悪くなる」という言葉をヒントにして、「肝」の調子を整える漢方も一緒に処方されるケースを見ます。「毎年、春に・・・」で「肝」に対応する治療をプラスする。私が見てきた中で、特に中医学に詳しい漢方医の先生はそういうことを自然とされていました。もちろんそれ以外の要因にも目を通し、総合的に判断していくのですが、「肝」と「春」って、それだけつながりが深いのです。ということで私も、カウンセリングやセッションで「毎年春に・・」と言われたら、「肝」の状態がうまくいっているかを気にします。ところがです。案外、自分のストレスの状態に気づいていない場合もあるんですね。例えば「毎年春に、不調になるんです」とご相談を受けたとき、「イライラしたり、ストレスを感じたりしますか?」って尋ねます。そうすると、「イライラもストレスもない」と言われたりするんですね。でも、なんかにおうんです。「毎年春に・・・」っていう言葉の裏にある「肝」の不調が・・・笑それで、「今、ストレスだと自覚していない部分で、もしかしたらこれがストレスになってるのかなって普段の生活を疑ってみてください」って言ってみる。そうすると、「…そういえば、、、」ぽろりぽろりと出てきて、実はすごくストレスを感じていたことに気づく。そういうことってあるんです。ストレスに気づく事ができないでいると、例えば一旦は不調がよくなっても、また同じことを繰り返してしまったりします。なので、「自分の中のストレスに反応できる」というのは根本から改善していくためには大事なことだったりするんですね。気づけたら、じゃあ「何か変えられることはないか」と発想の転換ができるからです。認識できていないストレスの怖さは、それが知らない間に雪だるまみたいになって、表面上に出てきた時にはもう、大きな問題になっている、というようなこと。自分の中にたくさんストレスの種があるっていうのは、あんまりいい気持ちではないかもしれません。でも、一旦それに気づくことができたら、今度はそれに対応する方法を考えられる。「毎年春に・・・」というフレーズから、自分が気付いていなかったサインを認識できることがある。自分の体のこと、自分自身のことを知れるってチャンスなんです。それは、もっとごきげんになれるチャンス^^そういうチャンスを、中医学が教えてくれる。改めて、中医学や薬膳の知恵が、自分の体の声を聴くきっかけになっていくといいなって思います。こころとからだと季節はひとつ。なにかヒントになることがあれば嬉しいです。今日の深読みレッスンはここまで。お付き合いいただいたみなさま、ありがとうございました。■著書『ごきげん美人さん−こまさんと始める薬膳レッスン』